帰化は、自分で申請する場合と専門家に依頼する場合とで、申請される方の心の準備がちょっと違う感じがします。

インターネットでは帰化申請に関するホームページが多く、どの専門家も親切で優しいイメージです。

この親切なサービスに慣れてしまうと行政や領事館の対応にびっくりすることがあるようです。

初めから自分で申請を考えている場合は、相談に行くたびに現実を見ますが、帰化申請を依頼した場合、申請日に初めて法務局へ行きショックを受ける方もいます。

行政の対応が悪いわけではないのですが、行政はサービス業ではないのでこちらの希望や、無理が通らない場合があるからです。

帰化申請は、書類収集や作成までは私たち専門職が対処できますが、代理権がないため、受付後は法務局の職員からの連絡は本人のみでご本人が対処することになります。

帰化申請を専門家に依頼されたとしても、申請者であるご本人様が何もせず帰化許可がでる、という手続きではないため、あらかじめ想定いただき、申請に進んでいただくとよいかと思います。