韓国籍の方が帰化申請をする際に提出しなければならない書類のひとつに、本国(韓国)の戸籍があります。法務局に提出する際には、この本国の戸籍を翻訳したもの(翻訳文)も一緒に提出しなければなりません。
帰化申請の手続きを進めるにあたっては、
1 ご自身で申請書を作成する
2 専門家に依頼する
のうちどちらかになりますが、ご自身で申請書を作成する場合であっても、韓国戸籍の取得と翻訳についてはどのように進めればよいのかわからないので、誰かにお願いしたいという方が多くいらっしゃいます。また、専門家に依頼するケースでも、事務所によって費用体系が異なり、韓国戸籍の取得と翻訳は枚数に応じて別料金というところもあります。
帰化申請についてご相談をいただく際に、「韓国戸籍はどれぐらいの枚数(どれぐらいの範囲)が必要なのですか?」というご質問をよくいただきます。この点、当事務所がある大阪市にある大阪法務局では、「申請者」の生年月日より前の編製日の戸籍から必要と言われますが、法務局によっては「申請者の両親」が生まれてから現在までの戸籍すべてが必要という法務局もあります。前者と比較して、後者のほうが明らかに提出しなければならない通数が増えます。必要となる戸籍の通数が増えれば、当然戸籍の取得代や翻訳料もその分高くなります。
一概には言えませんが、やはり高年齢の方が帰化申請をされる場合は、必要となる戸籍の数が多い気がします。そのため、専門家の事務所によっては申請者の方の年齢で料金を分けているところもあります。帰化申請に必要な戸籍の翻訳枚数が多いと翻訳代だけでかなりの金額になります。
ご自分で帰化申請を考えておられ韓国戸籍の取得・翻訳のみ依頼したいという方も、専門家に依頼する場合でも韓国戸籍の取得・翻訳が別料金の場合は、依頼して実際に韓国戸籍を取り寄せしてみないと、トータルでいったいいくら費用がかかるかが依頼の時点では明確にわからないため、ご不安に感じられることもあるのではないかと思います。
当事務所では、必要戸籍が多くても同じ料金なので正直ひやひやしながら、「韓国戸籍の取得・翻訳料金すべて込み、申請者の年齢による料金制限なし」の一律料金で頑張っています!帰化申請はしたい、でも最終的に費用がトータルでいくらかかるかわからないからなかなか手続きに踏み出せないという方もいらっしゃるかと思いますので、少しでもご不安を解消できればと考えています。