私は行政書士として20年以上帰化申請の仕事をしていますが、ここ数年、大阪法務局で帰化申請の受付人数が少なくなっています。つまり、大阪法務局に帰化を申請される方の人数が減っているということです。
コロナ禍になる前は、いつ法務局に相談に行っても、受付でも対応してもらうことができ、相談時間の制限もありませんでした。
現在は、大阪法務局で帰化の相談をしたい場合は、電話で事前に予約が必要で、時間も90分という制限があります。また、帰化申請に必要な書類が揃い、法務局で申請を受け付けてもらう際にも、事前に電話で予約をしなければなりません。
参考:大阪法務局 民事行政部国籍課 電話番号06-6942-1484
コロナ感染予防という観点から、相談や受付を待つ人で窓口が混雑して密になることを避けるための措置かと思われ、致し方のないことなのですが、ご自身で帰化申請手続きをお考えの方にとっては、平日の日中に法務局に行ける日(相談する日と帰化申請を受付けてもらう日)について事前に予約が必要となります。仕事や家事といったご自身の予定を調整しながら進めなければならないためご負担に感じる方もいるかもしれません。
ただ、運がよければもともと相談予約をしていた方からキャンセルが出て、早い日に相談ができることもあります。
帰化申請の受付人数は減っているのですが、帰化申請をしてから許可が出るまでにかかる日数は以前と変わらないかあるいは早い場合が多いです。
長年日本国籍に帰化をしたいと思っていらっしゃっても、何をどう始めればいいかわからないし書類集めが大変そう・・・となかなか手続きに踏み出せなかった方にとっては、ある意味今はチャンスといえるかも言えるかもしれませんね。