令和5年もあとわずかになりました。

コロナ禍も幾分落ち着いたようにみえますが、大阪法務局の帰化申請者数はコロナ以前と比べてまだ少ないようです。

今年の1月には大阪法務局が新庁舎へ移転したため、きれいで広々とした部屋で相談できるようになりましたが、相談室のドアは開いたままなので、時折他の方の会話が耳に入ってきたりします。帰化申請をされる方のなかには、待合室で待っていると相談員の方と他の申請者の方の会話が聞こえるので、自分が叱られている気がするという方もいました。

令和5年は交通違反が厳しくなりました。大きな交通違反も注意が必要なのはもちろんのこと、軽微な交通違反でも数が多くあれば反省の色がないと判断されます。交通違反が気になる方は、ご自分で5年間の運転履歴証明書を取得してから法務局へ帰化申請の相談に行くことをおススメします。

令和5年は75歳以上の帰化相談・申請が多かったです。帰化申請をされることを決めた理由をお伺いすると、マイナンバーカードが健康保険証になるため、とおっしゃる方が多い印象です。当事務所に帰化申請をご依頼いただく場合の料金は、年齢による加算料金ではありませんので いつか帰化をとお考えでしたら早めの決断がいいのではと思います。

また、国民健康保険料1年分の領収書が必要になり、申請者以外の世帯主責任が増えました。後期高齢者医療保険料の領収書・介護保険料納付証明書も1年分も必要になりました。

20年以上帰化申請の仕事をしていますが、帰化申請に必要な書類が細かくなって以前と比べても厳しくなってきた感があります。気になる方は、法務局へ相談に行く前にまず専門職に相談するのもいいかもしれません。当事務所でも、帰化申請に関する初回相談は無料です。