当事務所に帰化申請をご依頼いただくのは、40~50代の方が多いのですが、なかには80歳以上のご高齢の方もいらっしゃいます。また、お身体が不自由な方からご依頼をいただくこともあります。
ご高齢の方や、お身体のご不自由な方は、当事務所にお越しいただくのが難しいケースもありますので、当事務所ではできる限りご負担がないよう配慮させていただいております。
帰化申請日にはもちろん法務局に同行しますが、面接や帰化後の手続き説明会でも法務局の許可をいただきながらサポートをしています。法務局は私を「介助者」と位置づけているようです。
時々、ご本人の面接終了後に私が法務局の担当者から呼ばれていろいろ聞かれることもあります。
法務局の担当者から直に連絡をいただくこともありますので、臨機応変に対応させていただいております。
先日は、帰化を許可された方と帰化後の手続きについての説明会に参加し、目が不自由な方に代わって「帰化者の身分証明書」を受け取り、ご本人の住所地(本籍地になる)の区役所にも出向いて帰化届も済ましてきました。
本来は、帰化届はご本人が自書しなければならないのですが、目がご不自由ということで、区役所の担当者から代筆がOKされました。最後の署名はご本人がされ、無事に受理されました。
もちろん、在留カードも郵送で東京入国管理局へ送付しました。
こういう手続は、ご本人が自分でやるべきことなのですが、ご自身ではどうしても難しい場合には、法務局は柔軟に対応してくれます。
一概に帰化申請といっても、申請されるお1人お1人にいろいろなご事情がありますので、これからも臨機応変に法務局と相談しながらサポートを続けていきたいと思っています。
年齢やお身体のご事情で、帰化申請手続きを進めていけるか不安という方も、ぜひ一度ご相談ください。