帰化申請の際に必要な書類として、「帰化の動機書」があります。
以前は特別永住者の方も提出が必要でしたが、現在は不要になりました。帰化の動機書は、日本語で文章を書くことができるかを確認するための「作文」の意味合いもありますので、特別永住者には不要なのかもしれません。
特別永住者以外に必要な「帰化の動機書」の用紙下段には、
(注)1 帰化したい理由を具体的に書き、末尾には作成年月日を記入し、署名する。
2 原則として、申請者が自筆(ワープロは不可)する。と記載されています。
書き方や文字数に制限はありませんが、あまりにも短い文章では日本語で文章が書けないと思われるかもしれません。
一般的には、渡日に至った経緯や動機、日本での生活や文化に対する感想、今までに行った社会貢献などを書いていらしゃる方が多いですね。
原則として、申請者の方ご本人が自筆で記入するのですが、最近は温度変化によりインキを無色にする「フリクションインキ」を搭載したボールペンの使用を禁止しています。
「フリクションインキ」には消色温度が設定されているため、筆跡を専用ラバーで擦ることで生じる摩擦熱によりインキの色が無色に変わり、筆跡を消すことができるからです。
大阪の必要書類一覧表上段には、比較的大きな字で「※筆跡を消すことができるボールペン(フリクションボールペン等)は使用できません」と書かれています。
帰化の申請書類は、最初からボールペンや万年筆で書きましょう。